お久しぶりです。チロです。10月7〜9日の三日間、瀬戸内海の島々で開催中の瀬戸内国際芸術祭2010に行ってきました。
瀬戸内海に行くのはこれで通算三度目。
電車を乗り継ぎ、瀬戸大橋を渡って四国の高松へ。
四国といえば讃岐うどんでしょってことで、まずは一杯。美味かったんだけど、個人的には大ちゃんうどんのほうが好きです。
高松港も近くにあるのでちょっとブラブラと。この日は天気良かったなー。
そうこうしているうちに作品発見。
これも作品・・・。
こちらは建物の表面が鏡で覆われている作品。うーん、シュール。
中にはこんな映像が。建物内にはCO2センサーが設置してあり、CO2が一定の濃度になると、映像が変わるという仕掛けになってるらしいです。えらいハイテクですね。
一旦ホテルに戻り、近くのイサムノグチ庭園美術館へ。ここはアーティストのイサムノグチが、晩年製作活動をしたアトリエや住居が当時のまま保存されています。
移築した蔵の中に作品が展示されています。かなりいい感じ。
こちらは高さ3メートルもあるENERGY VOIDという作品の一部。ここ基本的には撮影禁止なのでこっそりと・・・wいやー写真では見た事あったけど、本物はかなりの迫力でした。素晴らしい。
アトリエ近くでは、今も石彫職人さんが石と格闘しておりました。
アトリエの外壁。きれいに積んでますなー。
この近郊では、良い石が採れる石山が多くあるそうです。有田と似てますね。この後ホテルへ戻り、ちょっと休憩してから夜の街へ。
2軒はしごして、しめにラーメンでも食いたいなーって思ってたら、
前からホステス風の人が歩いて来たんで、酔った勢いで近くに美味いラーメン屋がないかと訪ねると、親切にも店まで案内してくれるというではないですか。
これ幸いと、あとを着いていくと、その人妙にガタイが良くて、よくよく話してみると、
フィリピンから来たというニューハーフのおっさんではないですか!!
しかもその人妙に耳が良くて、ちょっとなんか言おうものなら、すぐさまツッコミをいれてくるといった感じ。
これはヤバいとこに連れていかれてもおかしくない
って思ってたら本当に普通のラーメン屋に連れていかれましたw。
しかもド直球の醤油ラーメンではないですかw。そしてその人はさわやかな笑顔で去っていったっていう○○な話でした。
ラーメンの方は、正直美味いって程でもなかったけど、知らない土地で知らないニューハーフの人に、こんなに親切にしてもらえるなんて、これぞ旅の醍醐味といったとこでしょうか。
ちなみにその人の店の名前は『夜の動物園』だそうですw。
行かなかったけど・・・
つづく・・・
こんな普通のタバコ屋さんでチケットが買えます。
周辺はこんな感じ。普通ののどかな住宅地です。
まずは一軒目、
いやー、一軒目からすごいです。
神社まで改装してしまうなんてすごいですが、ちゃんと町の人達に受け入れられているそうです。
この階段地下まで続いていて、地下にも入る事ができます。階段には光学レンズ用のガラスが使われているのだそう。
この辺りの建物によく使われている焼杉板。安藤建築の
ここでも長蛇の列が・・・
続いて
最後に
ここにもこんな作品が
レストランからの眺め
かなりジャンクな銭湯です。実際に風呂にも入れます。
地中の庭
この美術館その名の通り地面の中に埋まっていて、周りの風景と完全に一体化しています。設計は安藤忠雄さんでクロード・モネ、ジェームス・タレル、ウォルター・デ・マリアの三者の作品が永久展示されています。普通の美術館と違うところはもちろん全ての建築が地に埋まっているという点もありますが、モネを中心として他の二人の作品も建築と調和(もしくは拮抗)するように制作されているという点です。建築家とアーティストが一体となって一つの作品(空間)を作り出す。そんな試みが行われています。
地中美術館を見学後、屋外に展示されている作品も見て回りました。
こちらは大竹伸朗さんの作品「シップヤード・ワークス 船尾と穴」
これも作品 大竹伸朗「シップヤード・ワークス 切断された船首」
片瀬和夫「茶のめ」
ジョージ・リッキー「三枚の正方形」
別の角度から。後で知ったのですがこの作品風が吹く事によって角度が変わるそうです。まさに屋外向けの作品ですね。
こんな所にも作品が!
ズームしてみるとこんな感じ
この風景と関連させてんのかなーって思いました
最後に地中美術館にも作品が展示されているウォルター・デ・マリアの作品
岡山の港からフェリーにて直島へ
船内からの写真
早速草間彌生の赤カボチャが出迎えてくれます。隣には豆のような形のイスが。かわいい。
入り口付近はこんな感じ。この日は天気にも恵まれました。
ベネッセハウスは宿泊施設と美術館が一体となった建築物で設計は安藤忠雄さん。館内には国内外の著名なアーティストの作品が展示されています。面白いのはアーティストが実際直島に足を運んでここに展示する為に作品を制作するという、サイトスペシフィックワークという手法がとられているという事。それ以外にもウォーホルやデイビッドホックニーなどの作品もありました。内容はもちろん最高です。
目の前には杉本博司さんの写真と瀬戸内海、背後にはバスキアの絵が展示されているという最高のロケーションで親子丼を食らいます。
続く・・・