IT系の話

ついに登場 Googleのスマートフォン Nexus One

出ましたたねー、年末から出ると噂されていた Googleの携帯「Nexus One」


google_nexus_one01_m





これまでもAndroid携帯については何度かこのブログで取り上げて来ましたが、本家のGoogleが満を持して投入したこの端末で、iPhone vs Android携帯 の戦いが本格化することでしょう。


で、特筆すべきスペックですが、


・プロセッサが、1GHz の Snapdragon、512M RAM
・ディスプレイは、3.7インチ タッチパネル有機EL

・解像度は、800px x 400px
・ネットワーク : UMTS I / IV / VIII およびGSM / EDGE (日本ではFOMAとソフトバンクの帯域)

・音声入力機能搭載

・500万画素カメラ + LEDフラッシュ

・Flash Player 10 が動作する

・バッテリーは自分で交換可能

・microSDスロット搭載(32GB SDHCまで)



といったところでしょうか。


とりあえず、iPhoneと比較すると、上記したところではネットワーク以外はすべてNexus One に分があると思います。

CPUがまだまだ貧弱なiPhoneに比べて、1GHz Snapdragonで動作するNexus Oneは、動作しているところを映した映像をみても確かに速そうだし、実機を触ったユーザーのTwitter上のつぶやきでもかなりサクサク動くと評判です。しかもAndroidの場合は複数同時にアプリが起動できるので、CPUが貧弱だと厳しいですからね。
解像度がHalfVGA(480 x 320)のiPhoneの1.5倍の解像度であるWideVGA(800 x 480) は嬉しいですね。

夜にiPhoneで撮影するときにいつも困るのが光量。なのでLEDフラッシュ搭載には惹かれます。

iPhoneのSafariではFlashがいまのところ見れませんが、それが最初からFlash Playerのっているのもいいし、へたりやすいバッテリーが自分で交換できるのもかゆいところに手が届く的な仕様でGoodと思います。





とまぁハードウェア的な特徴はこの程度ですが、やはりAndroid搭載のしかもGoogleが作った(端末自体はHTCと共同開発)携帯の登場で注目しないといけないのは、やはりこれまでGoogleがリリースしてきたWebサービスがこのモバイル端末を使うことによって、ユーザーにさらに利便性をもたらすということでしょう。

新しいもので言えば、前も書いたカーナビサービスとかがわかりやすいでしょうか。

AndroidはiPhoneのAppStoreと比べて、開発者が作るアプリの審査が超ゆるいので、今後さらに爆発的にアプリが増えていくことが考えられますし。


自分のデータはすべてメールもアドレス帳も予定も写真も映像もブックマークも書類もエクセルみたいな表もパワーポイントみたいなプレゼン資料も、ぜーんぶWeb上に置いといてそれを端末からネットワーク経由でつつくだけ。

端末が壊れてもデータはWeb上(クラウド)に残ってるし、どの端末からでも同じデータにアクセスできるし、バックアップの必要がないし、それも端末代とネットワーク使用料以外は全部タダ。

めんどくさがり屋にはぴったりです。





というわけで、日本での発売は??ってのが気になりますが、出るなら周波帯的にDocomoかSoftbankからですね。


で、なんと本日、総務省が発表した「技術基準適合証明等の公示」にHTCのPB99100という型番が載っている模様。

で、昨年11月10日にソフトバンクが発表した2010年春商戦の新機種のプレスリリースの一番最後に・・・


こっそり、


Android

「スタイリッシュなデザインに、3.7インチ有機EL液晶と1GHzの高速CPU「Snapdragon®」を採用したハイスペックなAndroidケータイ。Google™の各種サービスやAndroidマーケット™が利用可能。Wi-Fi対応」
って書いてあります。


これスペック的にNexus One と一緒やん。って。



出るかもですねーもしかしたら。。



Google Wave を使ってみた

昨日は気持ちの悪いビミョーな投稿を失礼いたしました。今日はうってかわってまじめな話です。



今年5月のGoogle I/O 2009 で発表された、Googleの新しいWebコミュニケーションプラットフォーム、Google Wave

Webコラボレーションツールとかとも言われてますね。






これが発表されたとき、Web上では「Google Wave はどういうものなのかよくわからない、でもとにかくすごいものが発表された」という話題でもちきりでした。



よくわからないという点に関して言うと、実際にこの基調講演を聞いた人ですらその講演の途中まではそのすごさを理解できていなかった人も多いようです。


「とにかく使ってみたらそのすごさは実感できる」ということばかりが書いてあったので、すぐに使ってみたかったのですが、Gmailのときと同様、アカウント登録は招待状待ちということで、一応招待状送信のオファーだけして待ちに待っていました。



しかし、一向に来ず、半年ほど経ちました。



Gmailのときは友人がGmailユーザーになってて比較的早く招待状をもらえましたが、このGoogle Wave に関しては周りにもアカウントを持っている人が一人もいなかったので、本家Googleからの招待状を待つしかない状態でした。



が、調べてみると、開発者向けにちょっとした裏技を使ってGoogle Wave の招待状が優先的に送られてくるとの情報を手に入れたので、試しにやってみたらその3日後来ました招待状!



で、ついに使ってみました!これが実際のあたくしのWave中の画面。


googlewave

使ってみた感想ですが、もうこれは今までの常識を打ち破るすごいツールでした。


なんと言ってもそのリアルタイム性。


チャットをしたことある人ならわかると思いますが、チャットは相手が書いている間に「入力中」とかは一応出ますよね。

で、相手が一文書き終わって送信したら、こっちの画面にその一文が表示されると思います。



でもGoogle Wave は1文字1文字、リアルタイムで表示されるのです。



しかも、複数人同時にリアルタイムで会話を編集できます。これがすごい。


これまでもGoogle Docs の共有機能で同じような共同編集機能は提供されていましたが、リアルタイム度合いがハンパじゃない。

先ほども言ったように、1文字1文字相手が入力してるのがこっちで見えるのですが、それが複数人同時に編集したときも誰がどの文字を今編集しているというのがそのまま見えます。

Wikiをもっとリアルタイムにした感じです。これはもう一緒に仕事する人が近くにいようが遠くにいようがほんとによくなるんじゃねーて感じでした。




それと特筆すべきは「プレイバック機能」というやつ。


例えば二人で会話したり、何かについて書類をまとめて(共同編集)いたりした場合、途中から三人目の共同編集者を追加したとき、その三人目の人はプレイバック機能というのを使って、今の状態になるまでどのような経緯をたどったかという履歴を最初に戻って再生して見直すことができるのです。



あとはガジェット機能ってのもすばらしいです。


会話の中に、Google Maps とかが埋め込めます。

例えば「今度ココに行ってみたいよねー」とか言いながら、その埋め込んだGoogle Maps を動かすと、会話の相手の画面に表示されたGoogle Maps の地図も同じように動かされるとか。
すげー!って感じですよもう。





って長々と書いても実際すごさがよくわからないと思います。



前述した通り、実際に使ってみたらすぐにそのすさまじさがわかるような今までにない特殊なものなんですこれ。



というわけで、誰かに送れる招待状は最初8人分しかもらえてなくて、もうあと残り少ないので、私の知り合いでこのブログみた人先着1名に招待状送りますんで、興味のあるGmail ユーザーは、mar@yycrew.net までメールいただければと思います。

Gmail の初期の頃と同様、今なら結構レアですよ。





これでカーナビを買う必要はなくなるかもしれない。。

Google Earth や、Google Street View がリリースされたときも大きな衝撃を受けましたが、またもややってくれました!Googleさん!

本日、無料のカーナビアプリ、Google Maps Navigation(Beta版)を発表しました!





前にもこのブログで少しだけ言及した、Google の携帯端末向けOSである、Android、それの Ver2.0向けに提供されます。



わたしは車よりも列車とか飛行機が好きなのもあって、どうもあまり自動車にお金をかけきれない性格で、カーナビも高いなと思って付けれてません。おかげで知らない土地に行ったときとか、行ったことない目的地に向かってなかなかたどり着けなかったときは「あー、こんなときにカーナビあればなぁ」と思ったことも何度かあります。



でも携帯をiPhoneにしてからは、iPhoneのGPS機能とGoogleMapsを使うことによって、だいたい行きたいところには事前に調べなくても行き着けるようになったので、ほとんどもうそれで満足していたのですが、本日発表のこのGoogle Maps Navigation (Beta) はさらにその先を行くすごさです。


なんといっても、Google Maps に加え、Google Street View の情報も使用した3D表示で、しかも音声ガイド付き。これがタダで提供。

googlemapsnav


また、ダッシュボードにおいたままハンズフリーでドライバーの声で目的地までを検索できる音声サーチ機能もついています。繰り返しますがこれがタダ。



もちろんまだBeta版ですし、Street View に対応した都市もまだ数が少ないですが、それはただの時間の問題。StreetView もこのあたりの近辺では佐世保の主要道路ももう対応しましたしね。

Android携帯さえあれば、普通のカーナビとほぼ同等の機能を無料で手に入れることができるようになるということです。





実は前回Android携帯のことを書いたあとの発売後すぐに、Docomoショップに行って国内初のAndroid携帯端末「HT-03A」の実機を触ってみましたが、まだまだ全然ダメダメでしたので、成熟するまでにこれはしばらく時間がかかるなと思い、結局その数ヵ月後iPhoneの購入に踏み切りました。



しかーし、世界中で今後良質のAndroid端末がバシバシ出てくることは間違いないと思われます。



ちょうど先週くらいに発表された、VerizonとモトローラのAndroid 2.0搭載の端末「Droid」は、そのプロモーション用のCMがiPhoneを相当挑発してるってことでかなり話題になりました。

verizon-motorola-droid


「i don’t, droid does」。iPhoneはできないけど、Droidなら可能って。







これ、米国で11月6日に発売だそうです。お値段 $199。日本での発売は未定。


たしかにこのCMが言っているように、iPhoneにハードウェアキーボードがないことや、複数アプリを同時起動できないこと、バッテリーが容易に交換可能じゃないことなどは致命的な欠点です。



同時に複数のアプリを起動できないのは、実際に使っていてたしかに結構不便なときがあります(Jail Break(脱獄・改造)すれば実は同時起動もいけるんですが、普通のユーザーはJail Breakしないのでみんな不便だと思います)。ハードウェア的にも、ハードウェアキーボードがないのとバッテリーの交換可否は、フリック入力の練習と、外付けのバッテリーを購入することである程度なんとかなりますが抜本的な解決にはなりません。


完全オープンなスタイルをとるAndroid陣営は、波に乗れば間違いなく圧倒的な速さでiPhoneを追随、さらには追い抜く可能性が高いと思われます。



いやー、Android OSからは今後ますます目が離せませんね。いまはまだ成熟期を迎えていないからiPhone使ってますが、携帯のメアドもiPhoneに変えたことをきっかけに、携帯キャリア保有のドメインを使ったメアド使用をやめた(多少の割り切り感は必要でしたが)ので、気持ち的にキャリアに縛られなくなりました。


したがって、おそらく次回の携帯買い替え時は、iPhoneもやめてAndroid端末にすると思います。



しっかしこのGoogle Maps Navigation (Beta)、カーナビ業界を揺るがしかねないですね。カーナビ、そのうち相当な価格破壊が起こるんじゃないですか?だってこれタダですから。

Androidは携帯に限らず、今までちゃんとしたOSの乗ってなかったような家電とかにもどんどん乗ることが予想されるので、どんな電化製品もパソコンが入っているようなことになるんでしょうね。すんごい世の中だ。






なんか携帯依存マニアみたいな変な投稿ですみません。。






あ、それと話変わりますが(同じガジェットつながりということで)、噂通り出ましたね。DSi の新しいやつ。画面でかくなりましたね。解像度もその分変わるのだろうか。。解像度が変わってても変わってなくても、画面自体がでかくなったことで既存DSの解像度用に作られてるソフトってどうなるんだろうか。もしやびよーんって伸びたりとか?


dsill


Free TV Show from Ustream
Live video by Ustream

アップルの Magic Mouse が出ましたねー

噂どおりというか、Appleからマルチタッチ対応のマウスが登場しました!




最近はマルチタッチ系の特許出願が激しいAppleですが、iPhone, Mac Book に続き、第三弾と言いましょうか、ついにマウスまでマルチタッチにしてしまいました。
まだ使ってませんが、映像見る限り良さそうですねー。


こないだWebに載ってた情報によると、10本指を同時に認識するマルチタッチ技術の特許も出願中だとか(すでに通ったのかな?)。

これは明らかに年末、あるいは年始に出ると予想されている、全面タッチパネル式の新カテゴリーデバイスへの布石でしょう。

画面上に仮想キーボードが出てきて、普通に両手10本の指で入力できるのは間違いなさそうですが、Appleのことなんで、われわれが予想しないようなさらに便利なジェスチャーとかも用意されてたらおもしろいなと期待をよせてしまいます。

噂される新しいカテゴリーのデバイスは、タッチパネル版Macというより、AmazonのKindleの対抗馬になりえる、電子ブックリーダー的なデバイスとして売り出すんじゃないかと個人的には予想中。。でも電子ブックリーダーならマルチタッチはそんなに必要ないしなとも思う。わからん。。
kindle


一応今日発表された、iMac と、MacBook にも一応触れておきましょう。(Mac mini は今回はいいや)



27インチ iMac すごいですね。


newimac

画面サイズもすごいですが、解像度が 2560 × 1440ピクセル ってのがすごい。普通に売ってる27インチモニタはここまでの解像度のものそれほど多くないですもんね(たぶん)

プロセッサもついに、Core i5, Core i7 ですか。速そうだなー。別にiMacは欲しくはないけど、Magic Mouse と合わせて一度使ってみたい。




続いて、MacBook、安いです。MacBook欲しいなって人はこれは買いだと思いますよ。MacBook Pro 同様、ユニボディーおよび広めのマルチタッチパッドにもなりましたしね。これで10万きるわけですから。


newmacbook
何より、これもバッテリー駆動時間が7時間となったっていうのがデカい。Appleの野郎、結構奮発しやがったなって思いました。

これ出したら、MacBook Pro との差別化がしにくくなって、MacBook Pro売れなくなるんじゃねー?ってちょっと心配しましたが、ちゃんと MacBook Pro は MacBook Pro で値下げされて、あー2万プラスくらいならーーって買い手を迷わせるような価格設定にされてます。

欲を言えば、SDカードのスロットをこっちにも付けてほしかったってところですね。わたしのMacBook もついてない頃のものですが、これ結構不便なのです。




Acer(エイサー)のPC出荷台数世界第2位に思う、台湾人の勤勉さ

昨年から、主力商品の Aspire One がバカ売れしている、台湾企業のAcer(エイサー)が、2009年第3四半期においてPC出荷台数であのDELLを抜いて世界第2位へと躍り出ました。


aspire_one

世界的なパソコン市場のシェア争いと言えばこれまでは、HPとDELLの2強ばかりが目立ってましたが、ここ最近の所謂ウルトラモバイルPCの爆発的な普及によってAcerがついにDELLを打ち破ったのであります。


ここ数年、新しいパソコンや周辺機器、パソコン関連部品のニュースでは、かなり台湾メーカーの隆盛が目立つなと個人的にも感じていたので、AcerがDELLを抜いたのは驚くと同時についに台湾メーカーもここまで来たかという印象です。




私が実際に買ったり使ったりしているPC、周辺機器、部品も相当な部分を台湾メーカーに依存しています。今や台湾メーカーの部品が一つも使われていないマシンを探すのが難しいくらいにすっかり市場に入り込んできてますね。


私がよく買ったりする(あるいは買った品に使われている部品をつくっている)代表的な台湾メーカーでも、



・UMPCやディスプレイで有名な本日のタイトルにも出ている「Acer(エイサー)」。ちなみに今目の前に眺めているディスプレイもAcerです。

・EeePCで有名な「ASUS」。名機 EeePC 901-X はなかなかいいマシンだった。

・サブディスプレイとして買ったことがある「BenQ」

・オーディオカードでよくみる「Realtek」

・マザーボードや最近ではUMPCも出してる「MSI

・同じくマザーボードの「GIGABYTE」

・SDカードなどのフラッシュメモリでかなりのシェアを持っている「トランセンド」

・DVD焼き焼きソフトが有名な「CyverLink」

Android 携帯で日本でも一躍名の知れた「HTC」(HTCのは買ったことないな)

・ウイルスバスターの「トレンドマイクロ」(これも実際買ったことはないな・・好きじゃないし)



と、ざっと思い出しただけでもこんだけあります。




上記のメーカーは縁の下の力持ち的なメーカーも多いので知らない名前もあるかと思いますが、実はみなさんの持ってるデバイスの中で使われている部品が上記の企業のものだったりすることも多いはずです。


私が最近超絶お世話になっている、AppleのiPhoneでさえ、TOSHIBAとSamsungの部品が使われているということはよく知られていますが、実はカメラモジュールとか、プリント基板とか、そのほかの部品にも台湾のメーカーのものが使われているのです。
iphone3gs


おそるべし台湾メーカーですね。なんかこのAcerの躍進振りをみて、日本が戦後復興して、その勤勉な国民性を武器に高度経済成長をとげたのと同じような勢いがいまの台湾にあるような気が個人的にはしてます。



6年ほど前に台湾を訪れたとき、道を聞くためにその辺を歩いている英語が話せそうな学生っぽい青年をターゲットに絞って適当に話しかけました。

たまたま話しかけたのは、荘くんという名の青年で、彼は台北市内の大学でコンピューターのプログラミングを勉強している学生でした。話していると彼はちょうど時間があるとのことでいろいろ台北市内を案内してもらいました。



急に台北行きの激安エアチケが手に入ることになり、ほとんど予備知識なしで急遽渡台したため、現地の若者に台湾についていろいろ聞けるチャンスだと思ってここぞとばかりにたくさん質問しました。



その中で、見知らぬ日本人に親切に観光案内をする彼をみて不思議に思ったため、次のような質問をぶつけてみました。



「むかし日本は台湾を植民地化していたのに、台湾人の君は日本のことを嫌いじゃないのか?」と。



すると荘くんは、「それは僕らが生まれるずいぶん昔の話で、僕の祖父の代はたしかに日本のことが好きじゃない人が多かったみたいだけど、僕らみたいな若者からしたら日本は進んでる国でとてもクールだし、真似したいところがたくさんあるから大好きだ」みたいなことを言ってました。彼の中には日本に対して憧れにも似た感覚があったと思います。



中国(ここでは中華人民共和国のことね)とかはかなり昔のことを今でも根に持ってて、たまにスポーツで対戦するときとかですらいろいろその影響が出てたりするけど、台湾の人はずいぶん様子が違うんだなと思った記憶があります。


そんな荘くんは一緒に行動しているときも日本のことをあれこれ聞いてきたり、大学を卒業したらエンジニアになって活躍したいとかの夢を語ったり、とにかく向上心が強いというか勤勉ぽいというかマジメというか、たまたまそういう青年にあたっただけかもしれないけど遊んでばかりいる(というと偏見になるとは思いますが、そういう印象が大きい)日本の大学生とは違うなーと感じました。



夜になり、果たして台湾の若者たちはほんとに親日家が多いのかを確かめるため(というのはウソになりますが)、若者がよく行くという飲み屋街を聞いてそこに出向き、その辺の飲み屋を朝方まで5~6軒ほどハシゴした後思ったのが、「台北の若者はなんと親日家が多いんだ」っということでした。


他の日本人が現地でたくさん金落としていくからかなと最初は思ったのですが、「学生だから金ぜんぜん持ってないよ」ってウソを言って、わざといろいろケチったりしてもまだ親切だし(逆にタダでおごってくれたり)、日本のこととか持ってるデジカメのこととかどんどん聞いてきて楽しそうに話しかけてくるのです。



というわけで、かなり短時間でかつ狭い範囲を回っただけの経験でしたが、かくして、わたくしの中の台湾の人のイメージは、勤勉で好奇心旺盛で親日的というものになったわけです。




あんまり歴史のこと知りませんが、これってアメリカに敗戦したのに、戦後復興をする中で超大国アメリカに憧れて若者を中心にアメリカナイズされていった日本のような気もしました。


帰ってきてから少し調べてたら、台湾を民主化に導いた李登輝が、日本の統治時代(植民地時代)のある側面をプラスに評価する発言をしたことがあったようです。これは台湾では売国的な見方をされて(当然ですよね)かなり非難も浴びたようですが、台湾のリーダーの中に、このように物事を一側面からだけでなく、多面的にとらえてそれをきちんと発言する人がいたことを考えると、過去のことにこだわらず、柔軟なものの見方をできる国民性というものがもともと台湾の人の中にはあるのかもなーなんて思ってしまいます。


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というわけで、昔は「勤勉な国民」というと「日本人」というイメージがありましたが、それも一昔前の話で、今ではもはやベトナム人にその座を奪われてしまっていますね。しかしわたくしはこの台湾人というのも結構勤勉な国民なんじゃないかと勝手に思い込んでます。


だって勤勉で優秀な国民がたくさんいないと、世界でこれほど支持されるハードウェア企業が、一つの小さな島国にこんなにたくさん生まれるはずがないんじゃないですか?



荘くんとはその後定期的にメールとかしてましたが、ここ何年かさっぱりしてません。どうなっているのか気になります。もしかしてすごく優秀なエンジニアになってたりして。




あ、わたくし今の台湾の経済情勢とか全く知らないんで、今回の記事でマクロ的な見方で書いたとこなんて皆無で、むしろ至極ミクロ的かつ超個人的思い込みで書いた部分がほとんどなので、詳しい人からしたら全く的外れなことばかりかもしれませんから悪しからず。。。





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