ボンゴフレンディ、あの曇り空割って


なんか聞いた事あるタイトル・・・


ども、僕です。

さあ、いよいよ、


「ネイチャ―――――!!!」


今夜は屋久島の自然を楽しみましょ!!


まず、雨続きでグッタリした僕らを

和尚さんが屋久島一周の旅に連れて行ってくれました。

屋久島の北から、反時計回りに回るコースですが、

この日は見事にそのチョイスが当たって、

島の左側は晴れ、右側は雨といった天気でした。

まずはお隣、ウミガメの産卵ウォッチングで知られる永田町のビーチからスタート。




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雨が上がったばかりで虹はキレイですが、海と空はどんより・・・




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ここは「屋久島灯台」。

この辺りから晴れ間が見えてきました。




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保護区である西部林道では、多くの猿や鹿に出逢えます。




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左手に雄大な原生林、右手に果てしない東シナ海を眺めながらのドライブは最高です。



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大川(おおこ)の滝。

夏日だったんでマイナスイオン頂きまくり     (-)  ヽ(・∀・)ノ   (-)

で、昼飯買って、さびれたビーチでランチ&一息。




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再び、ドライブを開始し、中間地区へ。




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これで一本の木だという巨大ガジュマル。

NHKの朝ドラかなんかの舞台になったそうですが、興味無かったので覚えてまへん・・・。

そしてなんと、海中温泉が!!




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2~3日に一回の、狭い五右衛門風呂生活だったので、

「ヒャッホ―――――イ!!!」

とスッポンポンになり、野郎3人で海中温泉独り占め☆




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最後は屋久島のナイアガラ、「千尋(せんぴろ)の滝」へ。




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それでは、映像でもダイジェストでお楽しみください。









いやー、ホント、綺麗ですよ。

さあ、次回はいい加減、「山」編お届けします!












修行の合間に  雨の晴れ間に


ども、僕です。

ちょい、ブログ疲れしてまして、

おろそかしてました。

さ、屋久島修行の旅レポです。

二週間目あたりの映像がございましたのでどうぞ。








なんでもないような映像が幸せだったと思います。(by ジョ――――ジ)

鬱陶しい雨音が、ジメジメした日々を思い出させます。

お次は最終週の映像です。








水汲みも、修行の一つです・・・(。´-д-)

雨の日だって合羽着て汲みに行かにゃあ、話になりません。



そして、ある日、下流に巨大ウナギの死骸が流れ着いていたのを発見した為に、

急遽スタートしたプロジェクト。



























つってね。



んで、茶番はこれくらいにして、

いよいよ次回、屋久島の最大の魅力である「自然」に迫りたいと思います。











未来がどうなるか、あれこれと詮索するのをやめよ。 そして、時がもたらすものが何であれ、贈り物として受けよ。







タイトルはイタリアの詩人、ホラティウスさんの作品。

Yeah!Yeah!Crew 特製手ぬぐいをプレゼントしまーす。


なんかね、こうしてありがたそうな名言を冠したら、いかにも「修行してきた!」って感じするでしょ?(笑)



そういうのは嫌いです。

悟りや、無心の境地や、解脱なんて興味無いし、普通の人間ができることじゃありません。

自分は「聖人」になんかなりたくないし、そんなつもりで修業してませんし。

でも、

「楽しく生きる」

「過去を後悔しない」

「人に迷惑をかけない」

くらいは、やって生きていきたいですね。

そしたら、自然と先人の名言にも耳を澄ましてしまうもんです。

そう、

未来への詮索をやめた時、

時がもたらしたものは






お魚さんでした。




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「贈り物」として、申し分無し!!

僕は昔から釣りが苦手で、ハマってやったことなかったんですが、

釣り好きの和尚さんにほだされて、4回ほどやりました。

↓初釣り。








初めての本格釣りでしたが、

いや、漁場までが一苦労・・・(o´Д`)=з

ジャングルを抜けて岩につかまって辿り着いたトコですもの、釣れますよ(笑)




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初釣り上げ(カワハギ)




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東シナの荒波と和尚




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ピラルクー?(和尚GET)




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ま、僕の釣果は2匹でしたが。

帰って美味しく頂きました。

人間が食べれないハラワタや頭、とても固い骨などは藤吉が食べてくれますので、

捨てる部位は一切出ません。

「いのちをいただく」という事の大切さを再認識しましたね。



これは3回目の釣り。




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屋久島はホントよく虹が出ます。




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空模様に合わせてコロコロ変わる海の色。








午後からは、すっかり飽きちゃって撮影に没頭。




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いやー、岩がデカイ!!

写真や映像で伝わらない・・・(下手くそ)




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で、和尚さん以外、結局ボウズ。



あ・・・

結局「釣り」の話になりましたねw

「山」はクライマックスにとっておきます・・・。
















食と雨


者どもマラを出せ!



「花の慶次」より。

船長不在の船では、男のチ〇コのデカさで責任者が決まる・・・

でも、おっきいりんごと、ちっちゃいスイカは、どっちが大きいんかなぁ~??




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宇宙です・・・。





さて、前回の続きです。

屋久島はホントに雨が降ります。

年間降水量で言えば、福岡のおよそ2.5倍です。たぶん。

昔から「屋久島は月のうち、35日は雨」と表現されるように多雨地域です。

自分が滞在した21日間の8割は雨でした。

通常は「日課」の記事で紹介した通りのスケをこなすのですが、

雨の日はやる事が限定されます。




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雨の日は写経したり、作業小屋の整理をしたり、箸を作ったり、釣りの仕込みをしたり・・・

ホント、気分が滅入ります。












こんなことで時間潰したり、スイーツ」を作ってみたり・・・。

ここでたくましくなったのは、元々料理なんかやってなかったのに、「作らざるを得ない」状況にあったので作って食べてた事ですね。




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しかも、ある材料で、いかに美味しく食べるか。

そこで独創性を磨きました。



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上の饅頭は、オレンジページに載ってたのを見て作った「味噌あん かぼちゃ蒸し饅頭」

下段は、それをアレンジした、「サツマイモ蒸し饅頭 きな粉あん&大豆あん」

お寺に腐るほど(まあ、1/4は腐ってた)大豆があったので、それを何とか片付けようと試行錯誤しました。

きな粉は炒って挽いてもちろんお手製。砂糖と水で捏ね固めてあんにし、

小豆が無いから大豆を砂糖で煮詰めて、なんちゃって小倉あん。

おいしくなかったですが(笑)




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こんにゃくを薄く切ってコンソメで味付けし、カリカリに焼いた「肉もどき」を入れ、煮大豆でタンパク質を補った

「大豆カレー」



カレーはハレンチな事してるみたいでおいしかったです。

パン粉が無いから麩や「おかき」を砕いてコロッケしたり、

ピクルスの代わりに茄子のヌカ漬けを刻んでタルタルソース作ったり。




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釣った魚は刺身にしたり、唐揚げしたり。

唐揚げはブツ切りして、骨ごとバリバリと音をたてて喰らいます。

「うわっ!!揚がってない!!生臭い!!」

と思ったら骨やヒレが刺さってて、口の中血だらけの味でした。




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火を熾して、薪を足したり崩したり、吹いたりして火の加減を見ながら料理するって、

ホント大変です。

今はホントに便利な世の中です。IHなんか、完璧に火力一定やし、デジタル調理やね。

便利な物のありがたさを知る。

それも勉強でした。


最初の一週目は「帰りたい、帰りたい」と思っていました。

草むしりがイヤとかじゃないです。

水とトイレの問題です。

水道は全て山水を一度タンクに貯めたものを蛇口から出す・・・

みたいな方式だったと思います。

これが、雨の日は泥水になります。

炊事場でボウルに水を貯めれば泥が沈殿し、木の葉のクズが舞います。

洗濯をすれば白いものは一回で「驚きの茶色さ」になります。

風呂も泥水です。

泥水と書いたらそれこそ土石流みたいなの想像されるかもしれませんが、

そこまでじゃなくて、「泥混じり水」ですね。

あと、トイレ。

もちろん、昔ながらの「ボットン」というのは言うまでもないですが、

使用済みの紙は、下へ落とさず目の前のゴミ箱に丸めて貯めておき、

いっぱいになったら外で燃やす・・・という方式です。

しゃがんでて、目の前に使用済みの紙の山があるのは、何とも不快ですよw

ゾォーーーΣ(゜д゜)ーーーン

あと、雨の日、洗濯物は少し厚物生地だと、3日干しても乾きません。

晴れの日は外に干せば午前中いっぱいで乾きます。

もし、これから行かれる方がいれば、ダントツ乾きやすいユニクロの「DRY」シリーズをおススメします。


さあ、久々の晴れ間です!!

一気に洗濯物を済ませ、天日干し!!



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待ちに待った登山修行です!

次回、いよいよ屋久島の「山」と素晴らしい自然をお届けします。
























ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。 その時間にあなたの心は休養しているのだから。




タイトルはユダヤのことわざです。

ども、僕です。

今日はお寺での日常生活をご紹介します。

まずはメインの禅ですね。




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こちらが禅道場になります。

何やら独特の重厚感ある雰囲気で、ここに入ると時間が止まっていると言うか、

別次元にいるような錯覚に陥ります。

会話も全然行いません。(暗黙の了解?)




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御本尊の文殊菩薩さま。





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一休さんになったつもりで、せっせとお掃除。




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禅に励むK田君。




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煩悩だらけのワタクシ。

ちなみにこちらでは警策(きょうさく:参禅者を叩く棒。文殊菩薩の手とされる)による、「喝!!バシッ!!」というのはありません。

昔オーストラリア人の参禅者(♀)に喝を入れたところ、幼少時代に受けたDVを思い出して泣きじゃくってモメた・・・

というトラブルがあったそう。

彼女曰く、「叩くなら、正面から目を見て、正々堂々やりなさい!!」

と叱られたそうな(爆)

何しに日本に来たのでしょうか・・・

それ以来、警策はぷっつりやめたそうです。(和尚さんもデリケート☆)

堂内での手順ですが、

入口の柱に近い足から入り、合掌・一礼します。

自分の席の前に立ち、席に一礼します。

右回りして、道場に一礼します。

そのまま坐布(ざふ)に腰を下ろし、右回りで坐ります。

背筋を張り、顎を引き、手は法界定印を結びます。



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これだけです。あとは止静(始まりの鐘)を待ちます。

外からは虫の声と鹿の鳴き声。川のせせらぎ。

雨の日は雨の音。それ以外は一切聴こえません。

禅の最中、自分の思考は次のようなループでした。

〇無になれ、無になれ、無になれ・・・

→いやいや、無になれって思考してたら無じゃないやん

→宇宙・・・宇宙・・・宇宙・・・

→あ、地球。みんなどうしてるかな・・・

→あー、帰って速攻、就活かー

→マック食いてー

→いかん、いかん、無、無、無・・・

→いやいや、無じゃない、無じゃない・・・

・・・と、こんな煩悩のスパイラルですよ。

いかんなーと思い、和尚さんに相談しました。

僕:「和尚さん、煩悩だらけで無になれません。」

和尚:「人間が無になんかなれないですよ。考えていいから、ただ、ひたすら45分坐っていなさい。」

ふーん、そうなのか。

いや、そうである。皆さん、45分じっとしてられますか??これが結構キツイ。

金曜日の「坐禅会」となると、これを3セットだからそりゃあキツイ。

初めての坐禅会の時の事でした。

二本目終了の時点で足は限界、経行(堂内をゆっくり、ゆーっくり歩く)の時もヨタヨタになっていました。

―そして未知の三本目。

もう始めから痛いさ。(痺れは我慢できるが、骨と骨の当たりや、関節の痛みは激痛)

痛みで顔は歪み、ギリギリと歯を食いしばり、頭痛すらおぼえてきたその時、

静寂を破って和尚さんの穏やかな声が道場に響きました。


「足はだんだん痛くなる。

もう、考える事も無くなってきた。

ただ、坐っていなさい。時間まで坐り続けなさい。

三本目、ここからが本当の禅です・・・。」


鳥肌が立ちました。

FF4で最期のボスの時に仲間が全員登場するシーンを思い出し、この曲が頭で流れ始めました。








何故か感動して涙が溢れてきました。

すると、不思議と足の痛みが引いたんです!(マジ)





















まあ、それも5分ともちませんでしたが。

あらあら、長くなってきたので、2回に分けましょうかね・・・

でわでわ。